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2024.01.18 断水なお5万7500戸、携帯215基地局停止…KDDIは米スペースXの「スターリンク」初活用(読売新聞オンライン)

能登半島地震では、道路の寸断もあって水道や通信などインフラの復旧作業が難航している。完全復旧は今も見通せない。

石川県内では14日時点で9市町、約5万5500戸で断水が続いている。このうち輪島、 珠洲すず など6市町は、今もほぼ全域で水道が使えない状態だ。富山県氷見市でも約2000戸が断水している。

総務省によると、NTTドコモなど通信大手4社の携帯電話基地局は14日時点で215局が停止している。3日時点の4分の1に減ったが、輪島市など5市町の一部では携帯電話が利用できないか、つながりにくい状態だ。

各社は移動基地局などを投入し、役場や避難所周辺を優先して改善を図ってきたが、立ち入るのが難しい場所も多い。このため、KDDIは今回、米スペースXの衛星通信網「スターリンク」を初めて活用し、移動基地局とつないで通信網の復旧を進めている。ドコモとKDDIは、輪島市の沖合に衛星通信設備を備えたケーブル敷設船を停泊させて「船上基地局」として運用している。

電力も、石川県の約9000戸弱で停電が続く。関西、中部、東京、東北の各電力の応援を含め約1000人体制で復旧を進めているが、作業車が入れないエリアもある。北陸電は電源車で避難所に電力を供給しており、50人以上の避難所への供給は、進入困難な地域を除いて再開したという。(記事は以上)

被災者の方々に対しましては、謹んでお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧を心より祈念いたします。